こまば先生のコラム

2026.1.25更新

予防接種のお話(その1)

 ばい菌が体の中にはいると、咳が出たり熱が出たり、病気になります。しかしその時に抵抗力(抗体)が作られます。しばらくしてから、同じばい菌が体の中に入ってくると、先ほど作られた抵抗力(抗体)がばい菌を攻撃し、病気にならなくなります。予防接種は、ばい菌を無毒化したものを体に注射して、抵抗力(抗体)を作るしくみです。たとえば、BCGという予防接種(はんこ型注射)は、結核菌を無毒化したもので、結核にならなくします。

予防接種のお話(その2)

ママからよく おうかがいする ご質問にお答えします☆彡

Q:予防接種(ワクチン)は、いつから受けたらいいですか?

A:0歳で受ける予防接種(ワクチン)は、大切なものばかり。  重い病気から赤ちゃんを守ってくれる頼もしい存在ですので、早めに受けましょう。生後2カ月から スタートダッシュです ( ◜ᴗ◝)

予防接種のお話(その3)byこまば先生
Q:予防接種(ワクチン)を受ければ病気にかからない?
A: 予防接種で、必要な分の抵抗力(抗体)が、体の中で作られれば、病気にかかりません。しかしながら、この抵抗力がしっかり作られる赤ちゃんと、あまり作ることが苦手な赤ちゃんがいます。
あまり作ることが苦手な赤ちゃんはどうなるか? 大丈夫です!少しでも抵抗力が作られれば、病気は軽くすみます。統計的にも確認されていますので、赤ちゃんのためにがんばって受けましょう☆

予防接種のお話(その4)byこまば先生
Q:予防接種(ワクチン)の副反応(副作用)が心配です
A: 予防接種の副反応は軽いものがほとんどで、症状としては、熱が出たり、きげんが悪くなったり、接種部位がはれたり、しこりがでたりすることがありますが、そのほとんどは数日以内で自然になおります。重い副反応(ショック症状やアナフィラキシー症状)の可能性は「ゼロ」ではありません。たとえば四種混合ワクチン接種の重い副反応の頻度は10万人に1人。「こまばクリニック」で年間50人の子供たちに行ったとします、2000年注射をし続けて重い副反応は1人、という計算になります。これもまた大変低い頻度です。大変低い頻度ですが、万が一の時のために、クリニックは準備をします。その①注射をしてから15~30分はクリニック内(キッズルーム)にとどまってもらいます。これは重い副反応が注射後1~30分以内におこるからです。その②ショック症状やアナフィラキシー症状がおこった場合に専門の治療薬(アドレナリン・エピネフリン・即効性ステロイド剤)を投与します。その③救命処置(アンビューバッグ等の人工呼吸・除細動・心臓マッサージ)

これらは、未来をになう子供たちの安全な予防接種を期する重要な準備です 。

予防接種のお話(その5)byこまば先生

ワクチンには麻疹や風疹などのように一度抗体が付けば、感染可能性がほぼ無くなる感染症とインフルエンザのように毎年打たないといけないワクチンの2種類があります。
今後コロナウイルスワクチンはインフルエンザのように毎年打たないといけない可能性があります。
理想的なワクチンの効果は
①体内でのウイルスの増殖を防ぎ発症しない
②感染力をなくし、他者に感染させない
この2つの条件が揃っているのが理想的な新型コロナウイルスワクチンとされます。

予防接種のお話(その6)byこまば先生 

Q:ロタウイルスのワクチンは2種類(①ロタリックス②ロタテック)ありますが、どちらが良いのでしょうか?

A: 胃腸炎の原因となるロタウイルスには5つの(G1.G2.G3.G4.G9)型があります。一番の原因となるのはG1型です。このG1型ロタウイルスを弱毒化し精製した経口生ワクチン がロタリックスです。ロタテックは5つのG1.G2.G3.G4.G9型を精製したワクチンなので大多数のロタウイルスに効果があります。しかしながらロタリックスは2回で済むのに、ロタテックは3回と手間がかかります。どちらも有効性は実証されていますが、こまばクリニックではロタテックをおすすめしています。

予防接種のお話(その7)byこまば先生 

Q:おたふくかぜワクチンはいつ受けるべきでしょうか?

A: 日本でおたふくかぜにかかる人の約60%は3-6歳と言われています。ワクチンは、1才時に1回目を接種し、小学校に入る前(5歳~6歳の年長さん)に2回目の接種をしましょう。日本ではおたふくかぜワクチンの接種率が約40%と低いため 、おたふくかぜは流行する可能性があります。 おたふくかぜにかかると、難聴や精巣炎による無精子症になる場合があり、注意が必要です。

予防接種のお話(その8)byこまば先生 

Q:ワクチンの接種間隔が乱れた時はどうするのがよいでしょうか?
A : 原則は「受診した時点で、遅れている残りの接種を再開する。その後も残りの接種回数を、通常通りの決められた間隔で接種していく。最初からやり直しをする必要はない」ということです。
ワクチンを何回も追加接種していくのは、ブースター効果を得ることが目的です。免疫の記憶というものは通常、必ず残っているものと考えて構いません。遅れに気づいた時に遅れた分の追加接種を行えば、その時点で通常と同様のブースター効果が期待できます。

予防接種のお話(その9)byこまば先生 

Q:ワクチンの接種当日の体調がよくないときどうすれば?

A : できれば体調の良い時に接種する方がよいのですが、体調が少々よくなくても、予防接種の安全性や効果自体に変わりはありません。心配なのは、接種後に発熱や嘔吐が起きた場合、予防接種の副反応なのか、ほかの病気の症状なのか、判断がつかなくなる場合があります。そのため、発熱、嘔吐、ひどい咳などの症状がある場合は、接種を控えたほうがいいでしょう。判断に迷うときは、こまば先生に相談してください。 

予防接種のお話(その10)byこまば先生 

Q:5種混合ワクチン が定期接種 なると聞きましたが今までと何が変わるのでしょうか。

 A : 2024年4月1日より、5種混合ワクチンが定期接種となりました。 これは、今までの4種混合ワクチン( ①百日せき②ジフテリア③破傷風④ポリオ )にHib(ヒブ)を加えたもので 、一回の注射で4種と Hib(ヒブ) の接種が行えるようになりました。簡単に言うと2回の注射が1回ですむようになりました。その分赤ちゃんの負担が少なくなります。

予防接種のお話(その11)byこまば先生 

Q:5種混合ワクチン には、2種類あると聞きましたがどちらを接種すると良いのでしょうか。

A : 「クイントバック」と「ゴービック」 の2種類があります。効果は同じとされています。しかしながら副反応をおこす添加物の含有量が圧倒的に「クイントバック」 が少ないので、当院では「クイントバック」 を推奨し接種しています。

予防接種のお話(その12)byこまば先生 

Q:「フルミスト」お鼻のインフルエンザワクチンについて教えてください。

A : フルミストは、鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザ生ワクチンです。2003年にアメリカで使用され、2011年にはヨーロッパでも接種されるようになりました。接種は1回で済みます。 効果については注射剤とくらべてかわらないといわれています。海外では安全性も注射剤とかわらないといわれていますが、日本の子供たちはまだ例数が少ないので不明な点もあります。卵にアレルギーがあると接種できません。鼻水が多い場合は鼻水を吸引してから接種をおこなうと理想的です。網走市では2~12歳の子供たちが対象となります。